てん・てん・テンポス!

福井・金沢・富山 テンポスバスターズ北陸のブログ

意外と知らない真空包装袋のお話

保存にも、調理にも大活躍の真空包装機

 

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今回は、

意外と知らない真空包装袋のお話です。

 

真空包装用の袋って頑丈なものじゃないと

というイメージがありませんか?

 

実は、スーパーなどにもある

豆腐とか水ものを入る時の様な薄いビニール袋でも

真空包装出来るんです。

 

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こんな感じになります。

正真正銘 真空状態です。

 

じゃあ、なんで真空包装用の袋ってあるんでしょうか?

 

真空包装の最大のメリットは、

食材を酸化から防ぐ事です。

真空にすれば空気が無くなり、酸化が防げます。

 

でも、実は…

上記の袋は酸素を通してしまう袋なんです!

 

つまり、真空包装用の袋って

まず一番は酸素を通さない素材で出来てるかどうかなんです。

 

いい実験があります。

牛肉は酸素に触れると発色して赤くなります。

スーパーで赤い肉が売られてるのは発色した状態です。

スライスする前はまだ赤くなっていません。

 

これをビニール袋と真空用の袋とで真空包装してみます。 

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パックして1時間もすると、変化が。

 

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左はビニール袋、右は真空袋です。

 

左は酸素を通すので赤く発色

右は酸素を遮断してるので黒ずんできます。

 

もう一つ実験を

 

真空袋の方を取り出し、

ビニール袋に移し替えてパックすると…

 

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真ん中がその肉ですが、

発色し始め、左の元々ビニール袋に入れたものと変わらなくなりました。

 

真空袋は丈夫であるのももちろん大切なのですが、

酸素を通さない袋かどうかもチェックして下さい。

 

大体の場合は、

ガスバリア性に優れている。

などと記載されています。